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自律神経失調症になりやすい性格
自律神経失調症は性格とも深い関係があります。
自律神経失調症は、いろいろなストレスや環境変化などが原因となることがあります。
しかし、同じ状況にあっても自律神経失調症になる人、ならない人がいるわけです。
これは、その人の性格なども影響しているからです。
些細な事を気にする人としない人がいます。
自律神経失調症は細かい事が気になるような、少し神経質な性格をお持ちの方に起こりやすくなります。
自律神経失調症になりやすい性格とは
・真面目で責任感が強い
・几帳面で心配性(神経質)
・内向的
・他人の目が気になる
このような性格をお持ちの方は、ストレスをため過ぎないようにすることが大切です。
また、自分でも気づかないうちにストレスをためてしまい、自律神経失調症になってしまう場合もあります。
性格は簡単に変えることはできませんが、考え方や行動などに気をつければ、
自律神経失調症になりにくくなるでしょう。
自律神経失調症とホルモンバランス
女性の自律神経失調症の原因として、ホルモンバランスの乱れによることが多いです。
・ホルモンバランスの乱れがなぜ自律神経に影響を与えるのか?
ホルモンとは、体の健康維持のためいろいろな機能を調節する働きがあります。
このホルモンバランスをコントロールしているのは脳の視床下部というところです。
視床下部の下には大豆くらいの大きさの下垂体がつり下がっており、
この下垂体から
・性腺刺激ホルモン
・甲状腺ホルモン
・副腎皮質ホルモン
・成長ホルモン
など様々なホルモンが分泌されています。
この下垂体からのホルモン分泌を調整しているのが視床下部のホルモン中枢です。
視床下部にはホルモン中枢以外にも様々な中枢があります。
その中に自律神経をコントロールする自律神経中枢もあります。
そのため、ホルモン中枢の機能がおかしくなると、視床下部にあるその他の中枢にも影響を及ぼし、
ホルモンバランスの乱れによって自律神経失調症がおこるのです。
・女性に多いホルモンバランスの乱れによる自律神経失調症
女性は、毎月生理があり、さらに妊娠や出産を経験し、閉経を迎えるまで一生の大半でホルモン中枢が絶えず変化しています。
そのため、ホルモンバランスが乱れることが多くなり、自律神経失調症のおこる頻度も高くなるのです。
男性の場合は思春期に性ホルモンが一斉に分泌されますが、その後はホルモンバランスが安定しているため、
ホルモンバランスの乱れによる自律神経失調症になることは少ないようです。
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自律神経失調症と環境の変化
自律神経失調症は、環境の変化によって起こることがあります。
今まで経験したことのない社会環境や人間関係にさらされることで、
自律神経の働きが不安定になってしまいます。
頑張ろうとハリキリ過ぎて・・・
職場の人間関係に気を使いすぎて、無理に環境に適応しようとする気持ちが精神的なストレスとなります。
特に4月は進学、就職、配置転換などで環境が大きく変わる季節で、約1ヶ月過ぎた5月のゴールデンウィークの頃に心身ともに疲れてくる人がでてきます。
そのため、「5月病」と言ったりしますが、まさに精神的なストレスによる自律神経失調症の症状です。
気持ちの緩みすぎが・・・
また、緊張状態が続くような精神的ストレスとは正反対の気持ちの緩みによっても自律神経失調症になることがあります。
定年退職や子育ての卒業など心身ともに適度なストレスがなくなることで、緊張状態から開放され、自律神経が不安定な状態となります。
このように精神的に緊張しすぎたり、緩みすぎたりして、一方に偏りすぎる状態が続くと自律神経失調症が起こりやすくなります。
自律神経失調症と気候の変化
季節の変わり目やもうすぐ雨が降りそうな曇り空の時に、
頭痛、肩こり、神経痛などの症状がでたことはないでしょうか?
実は、自律神経失調症と気候の変化と密接な関係があります。
・季節の変わり目に自律神経失調症の症状が出やすくなる
冬から春になり気温が暖かくなる頃やジトジト雨が降る梅雨の時期(3~6月頃)。
夏から秋にかけて気温が下がって、肌寒くなる頃(9~10月頃)。
この季節の変わり目に体調を崩しやすくなります。
また、真夏のクーラーの効いた部屋で1日中過ごしていると、
体調を崩してしまう「冷房病(クーラー病)」があります。
・なぜ季節の変わり目に体調を崩しやすいの?
私たちの身体は寒いときは、毛穴を閉じて身体の熱を逃がさないようにします。
また、暑いときは汗を出して身体の熱を放出させます。
これにより体温は一定に保つことができます。
これは自律神経の働きにきよるものです。
しかし、季節の変わり目など気候の変化が激しいと自律神経の調整が追いつかなくなり
いわゆる「自律神経の失調」状態となってしまうのです。
・対応できるのは5℃以内
私たちの身体は、急激な温度変化にすみやかに対応できるのは5℃以内と言われています。
それ以上の変化を繰り返し受けていると、だんだん自律神経による体温調節機能が狂ってしまいます。
その結果、頭痛、肩こり、めまい、腰痛など様々な体調不良をおこしてしまうのです。